kintone の「レコードの条件通知」と「リマインダーの条件通知」の違い

目次

はじめに

kintone には「レコードの条件通知」と「リマインダーの条件通知」という機能がある。どちらもフィールドの値をもとにkintone内の通知やメール通知を実行するものである。
説明文や機能名の字面からだと違いがイマイチ分からなかったので、それぞれの特長と使いどころについて整理した。

kintoneアプリ設定のレコードの条件通知・リマインダーの条件通知
アプリの設定からいじることができる

こんな人向け

  • kintoneを使い始めたばかりの人
  • kintoneアプリを作成・保守・改修する人

レコードの条件通知

レコードの条件通知の設定画面

機能

レコードの登録または更新によって、フィールドの値が条件に合致したら通知する

例:「売上金額」 >= ¥10,000,000 のレコードを課長以上の役職者に通知する

設定に使えるフィールド形式

「レコードの条件」で下記4つのフィールド以外は使用できる。

  • 文字列(複数行)
  • リッチエディター
  • 添付ファイル
  • 関連レコード一覧

制限

特になし。

注意点

  • 条件を満たすレコードの操作を行った本人には通知されない
  • Excelやcsvファイルによるレコードの登録または更新では条件を満たしても通知されない

リマインダーの条件通知

kintoneリマインダーの条件通知
リマインダーの設定画面

機能

日付または日時フィールドを基準に、指定した日数分だけ前か後になったら通知する。

例:「提出期限日」の3日前になったら、未提出の人に書類の提出を促す通知を出す

設定に使えるフィールド形式

  • 「通知のタイミング」:日付 or 日時フィールド
  • 「通知の条件」:関連レコード一覧フィールド以外の形式ならOK

制限

設定できるリマインダーは1アプリ10個まで

注意点

対象のレコードが500件を超える分は通知されないため、「通知の条件」で500件以下になるように絞り込む必要がある。

まとめ:使い分けは日付が基準になるか否か

  • 日付や日時が基準になる → 「リマインダーの条件通知」
  • それ以外なら「レコードの条件通知」でOK

「レコードの条件通知」が本人には通知されない点が、作業者としては通知がちゃんと送られているか不安になるので何とかしたいところ。
現状、Javascriptやプラグイン(customine等)でカスタマイズするほかなさそう。どうしても標準機能でやるなら、通知確認用のアカウントを別に持っておくとか、通知先に同じチームメンバーを入れて確認してもらうくらいしかなさそう(そこまでやるかって話だが)。

アイキャッチ-kintone-kintone の「レコードの条件通知」と「リマインダーの条件通知」の違い

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