WinActorでGoogle系サービスを扱うのが難しい!エラーが多い!という問い合わせが多いので、ベストプラクティスとして3つの方法をご紹介。一番間違いないのはGASで実装してAPIとして呼び出す、だが難易度が高い(そのうち、やってみた記事を出したい)。
※Google系サービスとは、よくビジネスで使われるGoogleスプレッドシート、Googleドライブ、Gmail等を想定しています
公式サブシナリオを使う
WinActor開発元であるNTT-AT社が用意しているGoogle関連サービスのサブシナリオを使用する。サブシナリオの機能が目的の動作にはまればかなり楽に自動化を実現できる。
↓Google系サブシナリオに絞ったもの
サブシナリオ | WinActor® | 業務効率を劇的にカイゼンできる純国産RPAツール
2023年12月現在で下記のサービスに関するサブシナリオが用意されている。
- Googleドライブ
- Googleカレンダー
- Googleスプレッドシート
標準のノード・ライブラリを使う
公式サブシナリオではうまくいかない場合、(Google系サービスに限った手段ではないが)23_ブラウザ関連のライブラリをベースに画像マッチングやエミュレーションを組み合わせて地道に実装することになる。
画像マッチングやエミュレーションは、サービス側のUI変更やPC・モニターの変更などで実行する端末の画面サイズが変わるとエラーが発生しやすく、都度修正が必要になるので最小限で実装することが安定稼働につながる。
23_ブラウザ関連のライブラリは画像による認識とは違い、XPathというHTMLから情報取得する言語で操作したいWebページの情報を認識するので、画像マッチングやエミュレーションよりもUI変更等に影響を受けにくい。
GASで実装してAPIとして呼び出す
GAS(Google Apps Script、Google版VBAみたいなもの)で、目的の動作(例:スプレッドシートに転記)を実装し、ウェブアプリケーションとして発行したURLをWinActorのHTTPライブラリ(99_外部サービス連携>02_HTTP関連)で呼び出す。
他の方法と比べて難易度が高いことがデメリットだが、サービス側のUI変更に影響を受けずエラーが起きにくいことが最大のメリット。
[WinActor]Googleスプレッドシートの追記 | わんすけに聞いてみる
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